コンサルティング業務は会議に関心大(その四)
- 会議体系がどの様になっていて、それぞれの会議の目的、
出席者、報告者、参加者、議題内容、提出される資料とその
作成者、議事進行係等をお聞きします。
これらで、貴社の大まかな考えが分かります。
- 例えば、決算報告をだれがするか?
大変興味深いです。
決算をするのは経理ですが、それは各部署の活動の結果が
数字となって表示されるので、経理が説明するのです。
- まさか、各役員が経理から説明を聞き、それで当月の決算
会議が終了になってはいけません。
これは余程の大会社で、副社長が5人位いる会社ではあり得る
でしょうが、通常の会社でそれをやってはダメです。
損益当事者の長が説明をすべきです。
嫌でも分析して損益に敏感になります。
- 一番私が理解できない事
私が、会議で見て来て理解できない事が2つあります。- その業務の担当役員が、社長に報告する際、部下を同席
させ説明させている。 - もう一つは、社長の前で、部下に当然知っていなければ
いけない事を平気で質問している事の2つです。
- その業務の担当役員が、社長に報告する際、部下を同席
- これは、理由として下記が言われてます。
- 細かいところまで、把握していないから。
- 彼が責任者なので。
- 彼のOJTの為に。
- 彼に任せているので。
等などです。
- 私の考えは、次の通り
- 社長への報告を部下にさせるのは、基本的におかしい。
その業務は、役員として専任事項の筈。それを、他人に
部下に委譲するのは、職場放棄の様なもの。
同じく、「彼が責任者なので」とか、「彼のOJT」とか、
「彼に任せているので」等はあり得ない理由。 - 「細かいから」と言う理由もおかしな理由。
その細かい事を社長に説明する必要があるならば、担当
役員として説明出来なければならない。 - 又、社長への報告を自分も社長と同列に扱い、聞く立場
になっていて、自分の役員分掌を忘れています。
ここはコンサルティング業務を進めていても、やはり気に
なります。
- 社長への報告を部下にさせるのは、基本的におかしい。
会議がどの様に運営されていて、誰が報告者で誰に報告する
のかに関心があります。
次は、コンサル業務の七つ道具/5. 数字で把握