カイロの御利益

エピソードはアルバイトとカイロの御利益

このエピソードは、重くも無く、ただ、寒いだけでしたが、
この地方の寒さはなかなかでした。
9月末の棚卸の残業していた夜には、ストーブを焚いていま
した。

毎年、お正月に、工場近くの大きな神社で安全祈願をしました。
事業所全体で祈願をして、その後に、我々の工場だけが何故か
残ってもう一度するのです。
吹きっさらしの中にいた後、巫女さんが出て来てなにやら舞い、
そのあと神主さんが祈祷をしてくれるので、その間、ずっと正
座して畏まっているのです。

気温はマイナスで風が強い中、かなりのものでした。

その後、物流の関連会社で仕事をしている時、当時、学生アル
バイトでその巫女さんをしていたという女性が支社に入社して
来ました。
寒そうな顔せずに頑張っていて大したものですね と言うと、
体中がカイロだらけと言ってました。

アルバイトの上にカイロだらけで御利益あったのかなぁと振り
返ってみると、その後も事故は起こっていませんでした。

寒い中での安全活動と言う意味では、深夜の「愛のパトロール」
があります。
深夜1時から明け方の4時の間が事故のリスクが高まると言う事で
この間に決められた工場エリアを作業員に声を掛けて歩くと言う
活動です。

いつも悩んだのは、深夜1時まで残業し、それからパトロールし
て帰って寝るか、明け方早く起きてパトロールするかのどちらが
良いかで悩みました。
私は、結局、夜遅くまで残業してパトロールをする方を選んでました。

深夜1時だとどんなに寒くてもマイナス7℃位でしたが、明け方
はマイナス12℃まで下がってました。

アルバイト、カイロ、それに加えて寒さで御利益があったので
しょう。

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