A4横で頭の整理

問題整理はA4横でスキルアップ

一つ前のレポートスキルアップは目次からでA4 横の活用法に
ついて書きましたが、ここでは、レポート以外でも大きな効用
がありますので、御紹介します。

本来は、問題解決の為の手法です。
「頭の体操」位に考えて、自分で書き出して下さい。
結構、シンドイです。

  • 考えるときに、問題が分類されて考え易くなります。
  • 目指す姿、未達の状態、克服すべき問題、その解決策を左
    から右へ整合性を持って整理されます。

問題整理の初めは出来るところから

  1. 自分の業務範囲で、目指す姿を書き出す
    1. 何でも良いです。売上増でも、利益率向上でも、
      リスクヘッジが出来ていないでも、職場が暗いでも
      何でも構いません。改善したいと思っている状態に
      ついて、書き出しましょう。

  2. それに対して、今はどういう状態かを書きます
    1. ここで、少し、数字で表現する事を入れて
      下さい。
      表、グラフのどちらかを入れるとベストです。

  3. 目指す姿の為には、何が問題か、何が障害か
    について書き出します

    1. 思っている事をそのまま書きましょう。
      1. 特に何もしていないから
      2. やる気がないから
      3. どうしたら良いかわからないから
    2. ナゼを5回繰り返して下さい。先ずは3回から。

  4. では、その問題解決をどうするか考えて書きましょう。
    1. その時の先ずやることは、何か
      1. 問題を良く調べる
      2. 人に相談する 
      3. 本を読んで調べる
        等、何でもよいです。
        とにかく、具体的に書き出して下さい。

参考例です

私は、プロ野球は良く知りませんが、あるチームが何としても
日本シリーズで優勝したいと思った話です。

  1. 目指す姿施策、基本的な施策は、経営者の仕事
    1. この2つは、社長の命を受けて、役員が決めなければ
      いけません。
      課長や部長に一任はダメです。
      下に権限委譲は、経営責任をまっとうしていません。
  2. 具体的な施策の作成者は、その目標は「基本的な施策」
    です。

    1. 中継ぎ投手の強化が目標となり、その為にはどうしたら
      良いかが具体的な施策になります。
目指すチーム像 基本施策 具体策
優勝する体制作り 中継ぎ投手の強化 ①実力に準じたローテーションの確立   ②トレードによる中継ぎ投手獲得
打点獲得 ①下位打者への集中的な打撃指導     ②バント練習
入場者の獲得 面白い試合を見せる ①最後まで、試合を諦めない        ②プロ技を見せる野球
ファンへの多様なサービス ①サインを長時間する           ②ファンサービスの催し、交流の回数増

施策の適切か否かは、全く自信がありませんが、要領はこの
様な感じです。

原則では、目指す姿から始まり、問題解決の日常活動へと書き
出して行ければベストですが、殆どの場合は、無理です。

初めは、なるべく小さな問題整理を取り上げ、それが目指す姿
のどれに当たるか、解決策は何かと広げて行きましょう。