4. 会議の進め方

コンサルティング業務は会議に関心大(その四)

  1. 会議体系がどの様になっていて、それぞれの会議の目的、
    出席者、報告者、参加者、議題内容、提出される資料とその
    作成者、議事進行係等をお聞きします。
    これらで、貴社の大まかな考えが分かります。

  2. 例えば、決算報告をだれがするか?
    大変興味深いです。
    決算をするのは経理ですが、それは各部署の活動の結果が
    数字となって表示されるので、経理が説明するのです。

  3. まさか、各役員が経理から説明を聞き、それで当月の決算
    会議が終了になってはいけません。
    これは余程の大会社で、副社長が5人位いる会社ではあり得る
    でしょうが、通常の会社でそれをやってはダメです。
    損益当事者の長が説明をすべきです。
    嫌でも分析して損益に敏感になります。

  4. 一番私が理解できない事
    私が、会議で見て来て理解できない事が2つあります。

    1. その業務の担当役員が、社長に報告する際、部下を同席
      させ説明させている。
    2. もう一つは、社長の前で、部下に当然知っていなければ
      いけない事を平気で質問している事の2つです。
  5. これは、理由として下記が言われてます。
    1. 細かいところまで、把握していないから。
    2. 彼が責任者なので。
    3. 彼のOJTの為に。
    4. 彼に任せているので。
      等などです。

  6. 私の考えは、次の通り
    1. 社長への報告を部下にさせるのは、基本的におかしい。
      その業務は、役員として専任事項の筈。それを、他人に
      部下に委譲するのは、職場放棄の様なもの。
      同じく、「彼が責任者なので」とか、「彼のOJT」とか、
      「彼に任せているので」等はあり得ない理由。
    2. 「細かいから」と言う理由もおかしな理由。
      その細かい事を社長に説明する必要があるならば、担当
      役員として説明出来なければならない。
    3. 又、社長への報告を自分も社長と同列に扱い、聞く立場
      になっていて、自分の役員分掌を忘れています。
      ここはコンサルティング業務を進めていても、やはり気に
      なります。

会議がどの様に運営されていて、誰が報告者で誰に報告する
のかに関心があります。

次は、コンサル業務の七つ道具/5. 数字で把握