物流会社

物流ビジネスモデルを決めよう

直近の仕事は物流会社でした。物流業と言うサービス業は、今
迄と違い商品が見えません。
1,000円/m とか500円/個と言う感覚が伴い、どのお客さん
が これらの商品を買うので、戦略は・・・と比較的イメージし
易かったですが、サービス業は浮かびません。

しかも、庸車、つまり自社便を持たず、業者さんに輸配送を委託
するのです。

物流ビジネスモデルを持たない弊害

その状態での弊害は、次の通りです。

  1. サービス業でビジネスモデルを決めていなかった
    1. 商品が目に見えないので、購入する顧客のイメージが
      湧いてこない。
    2. 商品、顧客がイメージ出来ないので戦略が成り
      立たない。
      事業をどの様に大きくするかのアイデアがない。

  2. 庸車なので、受けてくれる業者がいれば実績になる
    1. 自社の戦略がないので、同業からの引き合いを
      待っている営業になっている。
    2. 一番受注が楽な輸配送が、メインとなっている。
    3. しかし、価格だけが勝敗を決めるので、マージン
      はいつも少なかった。

それで事業拡大では苦労しました。
何をして良いのか、確信が持てませんでした。
 

物流ビジネスモデルの決定

そこで、自分のビジネスモデルを決める事にしました。
すると、自分の商品のイメージが湧いてきました。
戦略的に、又、計画的に事業を考える事が出来る様になり
ました。
 

  1. 先ずは、このくらいの規模で始めて、それからと言う
    具合です。
    リスクの想定も出来ます。
    自分達の商品がイメージ出来ると、次は、ターゲットに
    する顧客もイメージし易くなりました。

  2. 戦略的になり、先行投資の発想も湧き、先ず、次に、
    更に、と言う段階を考えられる様になりました。

  3. 営業倉庫の物流センターでの保管業務やカンバン納入
    を立ち上げ、営業倉庫と言う法律を学ぶ事が出来ました。
      

物流改善と物流費削減と長い取引 

  1. 物流改善は正に机の上の頭脳戦であると共に、現場
    百篇の繰り返しでした。
    積載率や梱包荷姿の改善はこの代表例です。
    これらは、荷主から求められる時は「物流改善」、一方、
    自分達には物流費削減の改善>物流利益率の向上となり
    ました。

  2. 値引きが強いお客さまとの長い取り引き
    1. 恐る恐る「値引き出来ないけれど、物流改善
      物流費トータルを下げる事は可能」と提案したところ、
      二つ返事で了解をもらいました。
      あの時の事は未だに忘れられません。
    2. この時以来、中に入り込んで長く取引をする
      メリットを追求していました