君!日本語だよ

海外勤務のエピソード~君!日本語だよ

これこそ、海外勤務のドタバタですね。
シンガポールへ着任して1週間経過した頃、本社から副社長が
ご出張されて来ました。
ホテルを予約して、会食場所と料理を決め後は、お出迎えして
となりました。
 
お偉い方のアテンドを海外でやるのは初めてでした。
大変、緊張しました。

何故なら、駐在員の一番の仕事は、本社からのお偉いさんの
アテンドだと聞かされていたからです。
やや緊張してお出迎えし、フライトは如何でしたか、揺れませ
んでしたか 時間通りでしたね等など。ここまでは、映画の様
なスムーズな運びだったので。

その後、まっすぐホテルに行ってよろしいですか?と確認をとり
オーチャード通り近くのホテルへとご案内しました。

ホテルカウンターでチェックインを告げたところ、受付女性が何
か話しかけて来ました。
これが分からない・・・。

聞き返してもやはり分かりません。
大ピンチに頭が真っ白になりました。
井川は簡単な英語も分からないのか、と思われたくないし、さ
ぁ、どうしようと困っていたら、横から副社長が「君 日本語
だよ!」

え? 良く聞いてみると日本語でした。
彼女は、カタコトの日本語を話すので、我々が日本人と分かって
日本語で話しかけてきたのでした。

その後は、日本語と英語のちゃんぽんで会話しチェックインを
無事済ませました。
こいつは、日本語も英語も分からない奴 と思われたに違いあり
ません。

以上、仕事のエピソード海外編でした。