目標達成の本当の成果は人材育成です
目標達成のポイントは2つ
目標達成は、「トップ」と「社員の動機付け」でも触れました
が、ここで改めて、目標達成についてまとめてお話させて下
さい。
- 一つは「施策は仮説」という事
- もう一つは「失敗の理由は二つしかない」
の2点です。
目標達成の課題解決は仮説
課題解決として考えた施策は、過去の経験からの類推で「これで
良いだろう」と言う仮説になっています。
簡単に達成出来る目標ならば、皆で考え協力しなくても達成でき
ます。
解決しなくてはならない課題があるから目標となります。課題解
決の為の解決策が必要になります。
当然、その解決策は「仮説」になります。
これは当然で、如何に的確に状況を分析するかが重要ですが、最
も大事な事は、早く着手して、しかも徹底してやる事でしょう。
その仮説が功を奏するか否かいわゆる「やってみないと本当のと
ころが分からない」ので解決策の適否も早く判断しなくてはいけ
ません。
目標達成が失敗する理由は、二つ
これが二つめのポイントです。
結果が芳しくなかった時の理由は2つしかありません。
2つとは、次のどちらかです。
- 決めた解決策が適切ではなかった。
- 決めた解決策を実行しなかった。
- の仮説に基づいた解決策が適切ではないケースは、いくらでも
あるでしょう。
そして、「ヨシ!この解決策だ」と一刻も早く確信したいですね。
- の実施しなかったというのは、全く人為的ミスで担当者ばかり
でなく、上司や組織の責任となります。
これは説明の必要がありません。
目標達成へ動ける会社になろう
この様に考えると、目標達成の為には、早く着手してみる事
が最優先で最重要と言う事となります。このトライしてみる事
の評価を、きちんと出来る会社が大きく伸びるのは、明らかで
しょう。
この目標達成をOJTとして全社員が参加する様に、活動して下さい。
- 社内表彰制度
出来れば、社内表彰制度で「次の日にやってみましたで賞」「も
うやっちゃいましたで賞」「やったら残念でしたで賞」等で大き
く評価すれば、更に効果抜群です。
- 資料がボロボロ
昔、パソコンが普及していない時代には、目標達成の表は手書き
でした。
指導に来て戴いた日本生産性本部の先生が、報告の為にこの表を
書いては絶対にダメだ、トライ&エラーでこの資料がボロボロに
なっていなければダメだとお話されていました。
目標達成と人材育成
私は、この目標達成でトライする事の重要性を会社が目に見え
て評価出来るならば、全社員に参加してもらうのが良いと思い
ます。
その際、全社員が出来るレベルに下げ、皆に達成してもらいまし
ょう。
達成を実感してもらい、会社は、それを評価しましょう。
テーマは、市場へのサービスと品質が良いでしょう。
これは、大きな効果(=自主的な行動が生まれる)が期待出来
ます。
これこそ、全社の底上げ活動の中心に置いて良いでしょう。
目標達成が当たり前にやるプロ意識を生む
仮説の解決策を立てて、実施すると言う手順は、あらゆる場合の
課題解決の手順でもあるので、OJTそのものとなります。品質と
サービスで目標を達成した普通の社員が「自分はプロフェッショ
ナル」と言う自信から、プライドと一層の熱意を仕事に見せても
らいたいです。
- 顧客の評価が絶対のビジネス界で
- 会社が社員の動機付けをして
- 会社が社員を応援すれば
- 社員は当たり前のことを当たり前にやろうとし
- プロ意識を持つ社員がアチコチに増え
- 笑顔の絶えない職場になる
次は、月次決算/月次決算の3種の神器です。